<ハバナ 27,August 2017>
今朝はハバナで最後の朝、
いつものように、Yoandra(ヨアンドラ)が朝食を用意してくれる。
私がメキシコで買ってきたコーピー豆を使って淹れてくれた珈琲に始まり生フルーツジュース、8,9種類は並ぶ南国のフルーツ、サラダ、目玉焼き、ハム、チーズに乾パン。
加工食品はお世辞にも美味しいとは言えないのだけれど、
フルーツはとにかく種類が豊富でお皿からはみ出すように並んでいる。
マンゴー、パパイヤ、スイカ、バナナなどと一緒にGuayaba,Mamey,Anonといった初めて見るフルーツもある。
それら3つはカリブ諸島原産のものとのことで、いずれも不思議な食感だ。
特にGuayaba(グワイヤワ)はマンゴーやパパイヤのような甘く軟らかい口当たりの良いフルーツとは違い、細かい粒々の種が口の中に残る。
種は吐き出すほど大きくなく、かと言ってかみ切れるほど軟らかくはないので、呑みこむまでの間、どうしようかと口の中に暫く粒々を含んでいなくてはいけない。
そしてこのGuayabaの味と粒々の食感が、ハバナにいた時間とどういう訳かシンクロして、私の脳に張り付いてしまったようだ。
甘さと、酸っぱさと、口の中に残るごわごわした違和感、それが私が感じたキューバかもしれない、と思っている。