2014/08/27

新作をUPしました

人間と環境

―大都市と地方都市について-


Galleryページに新作をUPしました。
 今後「人間と環境」という大きなテーマの下で幾つかの作品を作っていきたいと考えています。

 その中で今回は「大都市と地方都市」をテーマに
フランス(パリ・ヴィトレ)と中国(上海・紹興)で撮影をしています。

作品発表はもう少し先になると思いますが

HPで先行して一部を発表いたします。

この作品を作るうえでお世話になった方々にこの場を借りて感謝申し上げます。


                                                                                                        パリ November2013




                                                                                                                                           紹興 May2014
                                                                                                                 


2014/08/11

樹について


 「植物は人がいなくても少しもかまわずに生活するが
人間は植物がなくては一日も生活することができない」

という言葉をのこしたのは、植物学者の牧野富太郎博士だ。

 人間がいなくても、樹は関係なく成長していくことを
私はこの数週間で目撃し、しっかり思い知らされている。

 そして後者の方も間違いはない。
 牧野博士ほどではないにしても、もし植物がなくなったら
きっと自分は枯れていくように思う。


 この一方通行の思い、依存関係は何なのだろう?と思う。

 人間は弱く、様々なものに依存してバランスをとりながら
生きているという事なのだろうか・・・。





一年




 帯広の北のれんがで「TOPOPHILIA」の写真展をしたのが
ちょうど一年前になる。

 「北のれんがというすてきな空間があるよ」
帯広在住の姉から話を聞いて3年余りが経っていた。

 HealingArtの倉前君も十勝出身とのことで
コラボレーションできるイヴェントを考えてようやく実現に
至ったのだった。

〝北のれんが"は実に魅力的だった。
大らかなれんが倉庫の造形も、中庭の造りも
場所全体が人を包み込むような雰囲気を備えていて
「ただそこに佇んでいるだけで十分」と思わせてくれるような
何かがあった。

 しかしそれ以上に、十勝の人との出逢いがあった。

 この一年は私自身にとって変化の多い年だった。
 そのスタートとなったのがこの展示であり
それを支えてくれたのが北海道の大地と
ここで出逢った人であることを、今実感している。
























2014/08/04

樹について

長野 2


庭のケヤキの大木を切るかどうか?という話になっている。

どうしたものかと思いながらいると
近所の高齢の御母さんが2階からいつもその樹を見て
心を和ませてるという話を聞いた。

このケヤキは私と一緒に成長し、ずっと家族を見守り
誰も居なくなった今は、隣人の心の支えとなっていた。

樹の成長した年月からすれば、切ってしまうのは一瞬の作業だ。

ふと、樹にも心はあるのかな・・・と考える。