2019/06/23

ネパールへの旅—カトマンドゥ 6—


ネパールのバス料金は日本では考えられない程、安い。
カトマンドゥ郊外から市中心部まで約10キロの道程で25ルピー(25円)だ。
バスというより、大型のバンやミニバスが主流で、人々の通勤通学などには欠かせないのだが、こちらに来てまだ日が浅い人間にとっては、どのバスに乗るのかの判断がかなり難しい。
車掌のような人(たいがい若い男性)が、そのバスの行先を大声で叫びながら近づいてくるので、ネパール語が読めない人でも乗車できるようになっている。
もしくは目的地のバスはどれか、どのあたりにくるのか、その辺の人に聞くという手もある。

ある日の早朝、マッラホテルの前で迎えの車をわたしはずっと待っていた。
車の到着が遅れて、45分ほどその場で待っただろうか、その間行き交うタクシーがわたしに合図してくるのは思えば当然だったが、バイクや車の運転手が、どこ行きのバスに乗りたいのかと聞いてきた。
推測するに、きっとわたしがバスを待っている困っている外国人に見えたのだろう。

ネパールの人はわりと内気で、これ見よがしに助けてくれたりはしないのだが、こうしたじんわりとした親切が嬉しいと感じた。