前半は、これまで彼女が歩んできた道のりや作品、写真についての持論が熱く語られました。
後半は生徒との対話によって、写真とは何か?を掘り下げていく内容でした。
私はセレステさんの友人として呼んでいただき、とても貴重な話を聴くことができました。
普段は大人しいという生徒さんからも活発な質問が出て、授業が終わってもセレステさんとの対話が続きました。
Celeste、bravo!
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セレステさんの話の中で私が印象に残ったこと、共感した事を幾つか記します。
◇坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」を聴き日本に興味を持ち、行ってみたいと思うようになる。
◇写真とは物事を解釈すること、それを観た人がまた解釈する・・・という弁証法の繰り返しである。
◇自分の中で発展させたいと思う被写体や物事、事象が、やがて作品となる。
◇(作品における)アイデアというものは変化していくものである。
◇写真家として一番大事なことは、自分の内面における対象物に対するプロセスで(それを表現する)手段は自ずと生まれてくる。
何が好きで何に興味があるのか、自分自身でそれを理解することが最も大切だ。
◇心が躍る被写体とは、対話が生まれる相手とのセッションで、それは必ずしも人でなくても良い。(彼女の場合は人が好きで、人が考えていることに興味があり、人を撮りたいと思っている)
◆11月9日から始まる展示「Doble Mirada」(2つの視点)は、日本とアルゼンチンの本質に辿り着く方法を、セレステさんと角川英治さんのふたりで、写真を通じて考えていくための展覧会である。
*皆さんぜひ11月9日(木)18:30-20:00「Doble Mirada」展
(セルバンテス文化センター2階)オープニングパーティーにおいでください!
セレステさんと、写真家で工芸大の勝倉崚太先生 |
司会:勝倉崚太さん(東京工芸大学)
通訳:柏倉恵美子さん(在日アルゼンチン共和国大使館)
コーディネート:武田純子さん(公益社団法人・日本写真協会)