2019/05/12

ネパールへの旅—マイディ村 6―


この家の家族はちょうど朝の支度をしていた。
家の前には、土間のような、居間のような、広場のような曖昧な空間があって、わたしたちはそのヘリに座ってその様子や山間の景色を眺めたりしていた。

この家の幼い子は、お母さんに急かされながら学校に行く支度をしている。
ネパールでは子供は何歳から学校に行っても良いとのことで
親の考え方しだいだそう。(そして行かない子供もたくさんいる・・・)
そして、教科書などが入ったカバンはお母さんが学校まで届けてくれるのよ、と小川さんが説明してくれた。

隣家の子どもと連れ立って登校した後、若いお母さんが村の中心部まで穀物か何かを売りに行くための、その巨大な荷物を背負いながら、子どものカバンを持ったときは「まさか、本当に?」と思ってしまった。