2014/11/30

羽田 (3)


こんなにも人に出会わない都内は無いと思う。

延々と続くだだっ広い平坦な土地。

そして、次々に現れるイメージを掻き立てるモティーフ。







2014/11/25

羽田 (2)



「東京は冬が良い」とある写真家が書いていたので
冬に意識して写真を撮るようになったのは何年前のことだろう?

空気が澄み渡り、透明感がでるのが東京は冬だけなのだろう。

親日家の外国人写真家の友人に
「東京を撮るなら冬が良いよ!」と言ったら、
本当に冬に撮影に来てしまったことがある。

でもその気持ちは痛いほどよく分かる。

そこの場所のその時しか出会えない風景があるとか聞くと
写真家は居ても立っても居られなくなる性分だ。

















 

2014/11/22

羽田 (1)



十数年前まだ20代後半のころ、首都圏の中で
特に好きな場所だった羽田空港周辺。

思うところあって、再び写真を撮り始めた。

あの頃と変わってしまった部分、変わらない部分が
つぎはぎ状に現れる。

それでも野原・・・空き地・・・といった使途曖昧な土地がまだ残っていて
都市の余白、隙間を追いかけている私には
相変わらず魅力ある場所だ。











2014/11/17

羽田 Introduction


32年振りに羽田空港から国際線を大々的に飛ばすようになったのは、ここ最近のことだ。(2010年10月21日)

二十歳前後の頃よく聴いていた
矢野顕子さんの「SUPER FOLK SONG」のアルバムの中に
「塀の上で」という曲があった。
鈴木慶一さん(はちみつぱい)のカヴァー曲だが
その歌詞には「羽田から飛行機でロンドンへ(君は)お嫁に行くんだね」という切なく印象的なフレーズがある。

無論私が聴いていた当時は羽田から国際線は
飛んでいなかった。

だから少し不思議な気持ちと、時代性を感じながら聴いていたが

今度は羽田が国内線のみだった時代が
人々の中では懐かしく古ぼけた記憶として作られていくのだろう。












2014/11/09

十勝へ

初冬の十勝、
少しの時間だが
行きたかった場所で撮影をすることができた。

初冬の十勝は私にとって初めてだが
いつ来てもここの風景は
心に風が通り抜けるような気持ちの良さがある。


樹や草むらに言葉を投げかけ
会話するように撮ってみた。