2019/07/06

ネパールへの旅-カトマンドゥ13-




この都市に生きるひとたちのことを捉えようとしてわたしは日々カトマンドゥの町を歩いていた。
彼らの仕草を眺め、話している姿を見聞きし、町の食堂で毎日食事を取った。日中コーヒーを飲んだり、パンを買いに行く店のウエーターたちとは、にこやかにあいさつをするようになった。

そしてカトマンドゥはわたしがこれまで滞在した多くの都市と違い、旅行者でここに長く滞在する人はそれほど一般的ではないと感じた。
トレッキングや他の土地へ向かう通過地として利用されているような、そういった感触だった。