2014/09/14

ずっと見ていた風景 3


実家のケヤキの大木は裏庭の奥まったところにあって
ふと思い立って近づいてみるときがある。
ケヤキは孤高の輝きをまとい
神聖な雰囲気さえ漂わせている。

幼いころは鳥の巣箱を幹に掛けて
友達のように仲良く遊んでいたのに、
今はどうしてひとりでこんなに大きくなってしまったのだろう・・・と
少しさみしく思いながら
私は見上げるだけだ。