帯広の北のれんがで「TOPOPHILIA」の写真展をしたのが
ちょうど一年前になる。
「北のれんがというすてきな空間があるよ」と
帯広在住の姉から話を聞いて3年余りが経っていた。
HealingArtの倉前君も十勝出身とのことで
コラボレーションできるイヴェントを考えてようやく実現に
至ったのだった。
〝北のれんが"は実に魅力的だった。
大らかなれんが倉庫の造形も、中庭の造りも
場所全体が人を包み込むような雰囲気を備えていて
「ただそこに佇んでいるだけで十分」と思わせてくれるような
何かがあった。
しかしそれ以上に、十勝の人との出逢いがあった。
この一年は私自身にとって変化の多い年だった。
そのスタートとなったのがこの展示であり
それを支えてくれたのが北海道の大地と
ここで出逢った人であることを、今実感している。